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職場の病気を予防する。部下を守るのは上司の仕事です!

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職場で発生するかも知れない心身の病気。

今回はその心身の病気を予防する為に、上司が行うべき予防法をご紹介します。

大切な部下を守りたい、健康な職場を作りたい方に読んでいただきたい記事です。

部下を守るということは何も業務だけの話ではありません。
職場で発生する、心身の病気を予防することも必要なのです。

職場では心身共に病気を患うリスクが発生します。

  • 風邪やインフルエンザなどで会社を休む。
  • 働き過ぎて体を壊してしまう。
  • 頑張り過ぎてうつ状態になってしまう。

など、よく聞く話です。

 

特に風邪などやインフルエンザは毎年の恒例行事ですよね。

(元々職場が寒いなどという理由が有るなら、まずこちらの記事をおすすめします。)

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実際に私も過労が原因で体を壊し、5年経過した今でも毎月病院に通っています。
また、私の後輩(当時20代)は体の異変に気付きながらも仕事が忙しく放置していました。
結果、手遅れとなり、結婚1年目の奥さんを残して天国へ行ってしまいました…

もうあんな思いは二度としたくありませんし、誰にもそんな思いをして欲しくありません。

私と後輩に共通することは、自分で言うのもアレですが「真面目」であることです。
真面目であるがゆえに、

  • 少しくらいの体調不良は隠しながらでも仕事をする。
  • 与えられた仕事は完遂以上をしようとし、少しでも仕事に時間を割く。
  • 迷惑を掛けたくないという想いで、笑顔で無理をしてしまう。

ということが起こり、上司が部下の異変に気付けないことが起こってしまうのです。
大体問題が起こってから気づくことが多いですからね。

業務に穴が空くだけなら全然良いですが、部下や後輩が体や心を壊してしまうのは何とも耐え難いです…
このような状況を作らない為にも、職場の環境を改善し、上司が部下を守らなければなりません。

今回は職場の病気を予防する為に、上司が行うべき行動についてご紹介いたします。
予防の為の行動をすることで、大きなトラブルや心の傷を回避して部下を守りましょう。

職場での病気の前兆を気付けないワケ

職場において上司が部下の異変に気付けないことはよくあります。

その理由としては、

  • 思っている以上にコミュニケーション不足である。
  • 根本的に業務過多である。
  • 異常を感じていても言えない環境である。

などが考えられます。

私も上司という立場に立った時、自分ではできているつもりでも、案外気づかないものでした。

思っている以上にコミュニケーション不足である。

部下はあなたが思っている以上に何も言えませんし、意思表示もできません。

なぜなら、いかに気さくな感じを出していようとも、部下にとってあなたは「上司」だからです。
それはあなたが上司として慕われていたり、尊敬されていればなおさらです。

できる社員ほど、上下関係や気配りができますよね。
ですので、病気などで体が不調でも、あなたに心配を掛けないようにするのです。

根本的に業務過多である。

これは上司というよりは職場の仕組みで生まれるモノかも知れません。

会社が利益を上げなければいけない、お客様がいる以上、局所で瞬間的に業務が集中することは有るでしょう。

しかし、それ以外で仕事のバランスが取れていないことが有ります。

  • 他部署がしなければならない仕事を引き受けている。
  • 無理難題を押し付ける部署が存在する。
  • 部署間連携という言葉で、能力の低い部署の仕事を手伝う。

など、職場内でのバランスキラーが存在することが有ります。
また、部下ができる仕事量を上司が把握できていないことも有ります。

そうなると、瞬間的にではなく、慢性的に業務過多になってしまうのです。
しかも、その部署の目標に設定してしまうと、誰も異常が見えなくなってしまいます。

「なぜかうちの部署は残業が多い」

そして、上司も業務に追われ、なにも見えなくなってしまうのです。

異常を感じていても言えない環境である。

職場の環境一つで個人の意思を主張できるようになります。

「何故こんなになるまで何も言わなかった」

日頃の業務でもこんなことは有りませんか?
それは、言えない環境になっているからです。

とりわけ、病気などの体の異常については個人が知られたくない、と思うことが多いです。

  • 部下の意見を尊重していますか?
  • 押さえつけるような口調ではないですか?
  • 上に意見できていますか?

上司の行動を部下は見ていますし、そこから部下は言える言えないを判断します。

言いづらい職場の環境であるならば、大事になるまで発見できないでしょう。
言いやすい環境を作ることで、体と心の病気を予防することが出来るのです。



職場のコミュニケーションを充実させる

コミュニケーションが取れていれば、本人からでなくても情報は取れます。
また言葉だけでなく、仕草や表情などで部下の情報を読み取れます。

体の不調や病気の前兆をいち早く察知できないと、大事を予防できません。
ですので、しっかりとコミュニケーションを取ることが重要です。

コミュニケーション無しでは部下を守ることなんて出来ないのです。

ちなみにコミュニケーションとは飲みに行くことでも、食べに行くことでもありません。

部下とのコミュニケーションとは話を聞き、それに応えて表情を見せあう事なのです。

定期的な面談で本音の情報を得る

面談は二人りの空間で話を行う為、かなり緊張させてしまいます。
その緊張した空間でしっかりと意見を聞き、また、こちらからの質問に答えられるようにしなければなりません。

多くの会社では面談という時間資源を使うことにおいて、成果を求めます。
なので、面談内容は固くなりがちになってしまいますよね?

そんな面談で部下が本音を語ると思いますか?

本音のコミュニケーションに近づくことは、大きな成果の一つですし、面談の大きな目的の一つであると言えます。

その為には、緊張をほぐすための話や雑談をしっかりとするべきです。

雑談というと会社は敬遠しがちです。
しかし、部下の本音はそこから出てくることが多いのです。

緊張した空間で柔らかい話をすると力が抜けるのでしょう。
口が軽くなり、表情が出てくるようになってきますよ。

また、面談では比較的近い距離で部下と顔を合わせる為、顔色や表情を見やすいです。
部下が素の反応を見せられるように、うまく緊張をほぐす様にしましょう。

日頃から部下の表情を見ておく

心身の病気の始まりには表情や仕草に異常が見られます。
普段の職場でのコミュニケーションで、しっかりと部下の表情を見ておきましょう。

言葉の使い方や顔色、覇気など他にも見るべきところはいろいろ有ります。
それらも日頃からコミュニケーションをとることで、異常が有れば自然と察知できるようになります。

  • あれ?いつもと何か違うな?
  • ん?今日は元気がないな?

この状態で異常を発見できれば、予防策はいくらでも打てます。
早く察知して異常を予防する為にも、正常な状態を知っておくことが重要なのです。



業務量を適切に調整する

この項目を見ようとしているあなたは、少なくとも思い当たるところがあるのではないでしょうか?
もし思い当たるのであれば、今すぐにでも改善に掛かりましょう。

業務過多は心と体の余裕を削り取ります。
心身の病気に一番直結する部分です。

業務量の改善無くして心身の病気を予防し、部下を守ることはできません。

不必要な他部署からの仕事を返す

まず自分の部署外の仕事に目を向け、

  • 他部署から流れて来ている仕事はないか?
  • こちらから他部署を手伝っていないか?

という仕事のIN、OUTを確認し、仕事をするべき部署に返しましょう。

え?部署間の連携が大事?助け合いの精神?

ではお伺いします。

  • 部下は納得していますか?(説得ではなく)
  • しっかりと期限を設定できていますか?
  • 今後、どうしていくのか計画が出来ていますか?
  • 自分の部署が苦しんでいませんか?

部下に説明しているから大丈夫?
いいえ。それは納得させているのではなく、説得しているのです。
部下が納得していなければ、それは上司のエゴです。

期限を決めていないなんて、手伝うのではなく他部署の仕事を奪っています。
仕事泥棒ですね。
さらに部下も不満や不信感を抱き、良い効果は有りません。
それが部下の為になるのですか?

今後の計画が無いということは、改善する気が無いということです。
そんな部署の仕事を手伝う価値はあるのでしょうか?
それよりも一つ上のセクションを巻き込み、根本的に解決するべきでしょう。

他部署が忙しいから、自分の部署で残業を増やして手伝う。
自分たちを苦しめる上司を、誰が信用するのでしょうか?

  • 誰もが納得する正当な理由
  • 今後の仕事の計画

これが無い業務支援は今すぐやめるべきなのです。

部下の仕事量を把握する

部下のキャパを理解することは上司の最も重要な仕事の一つです。
毎日、毎週、毎月のデータをしっかりと取って、部下のキャパを把握しましょう。

当然、やらなければいけない仕事が突然降ってくることも有るでしょう。
そんな時もしっかりと部下のキャパを分かっていれば、バランスよく仕事を配分できます。

そして、今持っている仕事を把握しておけば、どんなフォローが必要なのかも見えてきます。

  • どれだけの仕事がこなせるのか?
  • 今どれだけの仕事を抱えているのか?

過去の仕事量から未来の仕事量を予測し、現在持っている仕事量を引く。
そうすると、今からできる仕事量が算出できます。

正しい仕事量で余裕を持てるようにしていきましょう。



職場で気軽に相談できる環境を作る

相談できる幅を広げると情報が上がってきやすくなります。
その為には、

  • 相談する機会、タイミングを増やす
  • 相談できる人の幅を広げる、多くする

など、相談しやすい環境を作らなければいけません。

部下を守る為にはその為の環境が必要なのです。

ランチや外部ミーティングなどの制度を検討する

会社内ではなく、外に出ていけば開放的になって相談事も出やすくなります。

  • ランチ会の費用を支給して開催を促す
  • ランチを食べながら面談(雑談)する
  • カラオケBOXなどで気分を変えてミーティングを行う
  • 一定少数を集めてテーマに基づく座談会を行う

など、外部の空気を利用した面談やミーティング制度などが有効でしょう。

外ですることで違った雰囲気を出すことが出来ます。
それによって、普段では聞けない話や悩みなども出やすいです。

特にランチ面談や座談会は私の経験上でかなりの効果がありました。
もし、具体的な施策が出てこなければ一度お試しください。

産業医などの外部機関を導入する

  • どうしても社内の人間だと話づらい。
  • 体調が悪いけど忙しいから我慢する。

など、個人的なことはなかなか相談しづらいことが有ります。

社内の人間であればなおさら相談しづらいでしょう。
部下の心身を病気から守るためにも、産業医などの外部機関をおすすめします。

開けた環境を作るには外部を入れると効果的です。
特に心身の病気に関して、専門家に任せられるというのは非常に心強いですからね。

ちなみに、50人以上の規模の会社には産業医の設置が義務付けられています。
50人未満の規模の会社には、2018年より産業医の設置に関して補助金が出るようにもなりました。
詳しくはコチラのサイトをご覧ください。

小規模事業場産業医活動助成金(産業医コース)の概要

産業医を設置するとどうしても費用が掛かってしまいますが、部下を心身の病気から守るためにも制度の導入を検討してみてはいかがでしょうか?

内容が若干複雑になっていますので、産業医を紹介していただけるサイトに相談するとよいでしょう。

こちらの産業医ラボ.comさんなら、助成金適用内であれば実質無料で産業医の先生を紹介して頂けます。
産業医ラボ.com
 産業医ラボ.comに相談する

「中小規模の事業所や地方企業へ向けて手厚くサポートしたい」
担当者の方がそう仰っていました。
少しでも働いている方の健康を守りたいと、親身になって相談に乗ってくれるはずです。

部下を守る為の環境作りの一環として、是非とも検討するべきでしょう。

部下を守る為に職場の病気を予防する方法まとめ

まとめ
  • 職場のコミュニケーションを充実させ、部下の異常を察知できるようにする。
  • 業務量を適切に調整して、部下に余計な負担を掛けない。
  • 相談できる環境を作ることで、心身の病気を予防する

部下の心身を守るには、やはりコミュニケーションが必須です。

いかに部下から本音を引き出せるか?
あなたの手腕に掛かっています。

過労やストレスで心身を壊すことの無いように、日ごろからのコミュニケーションを大切にしましょう。

 

何かあってからでは遅いです。

その時に後悔しても時は戻りません。

 

部下を心身の病気から守るのは上司の責任です。

部下を持つ上司として部下を守り、健康な職場環境を作って行くのは一種の使命なのです。