遊び心で上げる従業員満足度

こんな記事です

従業員満足度を上げる為の遊び心についてご紹介しています。

従業員満足を上げるにはどんな考えが良いのか?

部下たちの声に耳を傾けると様々な不満が聞こえてきます。

その声を如何に拾って従業員満足度を上げていくのか?

幹部に求められる課題の一つです。

そして声までは拾い上げられるのですが、その先の問題、課題が大きく、具体策が打てない、ということは無いでしょうか?

 

従業員満足度を上げるセオリーの検証

従業員満足度を上げたい。

よく話題に上がるお話です。

そしてセオリー通りに出される答えが、

・人間関係をよくする

・残業や休日出勤を見直す

・賃金を上げる

という3つです。

実際にこのセオリーは実行できるのでしょうか?

また、実行できたとして、果たして本当にそれで従業員満足度が上がるのでしょうか?

 

人間関係を良くする

人は一人では生きられません。

確かに人間関係というか、人間同士のつながりを求める人もいるでしょう。

働き易い職場を形成するという意味では人間関係をよくすることは必須です。

 

どのようにして良くするのか?

人間は十人十色です。

同じ言葉を掛けられて喜ぶ人もいれば怒る人もみます。

そんな色々な人間がいるから面白いのかも知れませんが、会社運営からするとリスクだらけです。

また、人間模様とも言われるように、人間と人間同士が折り合い絡み合う様子を表す言葉まで有るように、複雑なのです。

それを会社が思うように舵取りができると思いますか?

 

レクリエーションや飲み会、食事会など、様々な取り組みが行われています。

全員が望むようにできれば、従業員満足に結びつくかも知れません。

しかし、そういう催しが苦手な人も増えています。

現実にそうはいかないのです。

また、人間関係が悪くなる原因は、考え方の違いや性格の合う合わないがほとんどです。

催しが無いから、飲み会が無いから悪くなるわけではありません。

 

人間関係を良くすることで従業員満足は上がるのか?

仮に、こういう催しで仲が良くなったとしましょう。

おそらく、催しの内容で他愛もない会話が生まれるでしょう。

では、それで従業員満足度も高くなる、と必ずしも言えるのでしょうか?

 

会社を辞める理由で多くの意見が聞かれるのが、人間関係の悪化です。

しかし、それは必要以上に悪くなってしまったからです。

 

人間関係は会社を決める、辞める理由にランクインするほどのキーワードです。

しかし、実は働き続ける理由にはランクインされていません。

働き続ける理由は当然、従業員満足を上げる項目に該当するでしょう。

しかし、前述の通り、人間関係の良さは働き続ける理由としては薄いのです。

 

また、人間関係が悪いのはもっての外ですが、必要以上の仲の良さは会社にとってもあまりよくありません。

不必要な助け合いが生まれたり、妙な連帯感で敵を作ってしまい、会社にとって不利益を生じるかもしれないからです。

会社に対しての不満が見つかれば、連携プレーで不満を大きくします。

 

大きな力に対して、小さな力が集団で立ち向かう。

人間が好きそうなテーマですよね。

これは、会社に対しても当てはまるのです。

大きな力(会社)に小さな力(従業員)が集団で立ち向かう。

そうなんです。

人間関係の良さは必要数あれば良いのです。

それ以上は「力」を与えてしまい、逆に従業員不満足を生み出す基となるのです。

 

残業や休日出勤を見直す

家族との、恋人との時間。

自分自身の趣味や習い事の時間。

どれもあなたにとって大切な、かけがえのない時間です。

当然、その時間が増えることは非常に重要なことです。

 

どのようにして見直すのか?

まず、残業・休日出勤を見直すということは、残業、休日出勤しなければならないくらいに、従業員か会社のレベルが低いということです。

 

従業員のレベルが低い

なぜ低いのかの原因にもよりますが、この場合は一朝一夕ではレベルが上がりません。

技術指導や研修など、成果が出るまで時間が掛かるからです。

問題が起こっているからこそ、残業や休日出勤を見直そうとしているはずです。

そんな時に時間、労力、お金をしっかりと使えるのでしょうか?

資金や儲けが潤沢で、それなりに成功している会社でなければなかなか難しい話だと思います。

従業員のレベルを上げるためには、時間、労力、お金をしっかりと使い、技術やメンタルの向上を図らなければならないのです。

 

会社のレベルが低い
残業や休日出勤が多いので、改善していきます

と残業や休日出勤に対して今まで向き合っていなかった会社である、と自ら宣言しているパターンです。

この場合も、TOPや経営陣の思想が変わらない限り、急速にレベルが上がることは有りません。

おそらく、残業や休日出勤を見直して従業員満足を~などと言っている時点で意識は薄いのです。

改善活動などの仕組みも中途半端で、その活動自体も続いていないのが現状ではないでしょうか?

そういう状況では到底、残業も休日出勤も見直すことは不可能です。

よほどのTOP、経営陣の意識改革が無ければ実現しないのです。

結果、見直す術がなく、「できませんでした」となってしまうのです。

 

残業や休日出勤を見直すことで従業員満足度は上がるのか?

残業も休日出勤も、取り組みのおかげで改善できたとします。

家族や友人との時間も増えますし、自分の時間も増えます。

これは非常に良いことです。

 

しかし、残業、休日出勤を見直すということは、それまでは残業、休日出勤が有った、または、多かったということではないでしょうか。

いわゆる、マイナスの状態であったという事です。

そうです、マイナスからゼロになっただけなのです。

 

前述にもあるように、従業員満足を上げるということはその会社で働き続ける理由になるということです。

私がこの会社で働き続けるのは、残業も休日出勤も無いからです!

これが会社に居る理由にランクインするでしょうか?

 

満足度を高めて、会社に長く勤めてもらうには、必要な条件ですが、高める条件ではないのです。

さらに、単に時間を短くしただけなどの安易なやり方であれば、仕事が溢れてしまったりします。

結局、人を雇わなければならなくなり、しわ寄せが発生してしまうのです。

不満を少なくする効果はあるものの、プラスの要因までは持って行きづらいと言えるのです。

賃金を上げる

生活をしていくためにはお金が必要です。

当然、賃金が増えれば生活が豊かになります。

賃金が上がることは、従業員にとっても大切なことなのです。

 

どのようにして上げるのか?

賃金を上げるには業績を上げることが必須です。

賃金を上げるためのモデルとしては以下です。

・業績を上げて、社員への配分を増やす。

・賃金を先に上げることでモチベーションを高くし、業績を上げる。

賃金を上げるのが先か、業績を上げるのが先か。

おそらく業績が上がるのであれば、従業員満足度のレベルは低くはないでしょう。

となると従業員満足度を上げることを課題とする場合は、後者の先行投資パターンになります。

しかし、先行投資にしてはどれくらいの効果があるのかが見えづらく、会社の状態によっては非常に勇気がいることなのです。

 

賃金を上げることにより、従業員満足度は上がるのか?

もし、賃金を上げることが出来たら、相当な満足感は得られるでしょう。

バリバリと仕事をこなす様になる人も出るでしょう。

しかし、その次は?またその次は?

当然、一度上がったのです。

満足度をキープ、または上向きにしようとするならば賃金もどんどん上げていかなければ、従業員は納得しません。

 

賃金や報酬などを目的としたやる気を「外的動機付け」と呼びます。

そして、外的動機付けは持続性が無く、慣れてしまうとより強い動機付けを求めるのです。

 

今年はベースで1万アップしたんだから、来年は1万5千はアップしてほしい。

というようにエスカレートしていき、新たな不満を生み出すのです。

 

従業員満足度を上げる為にした施策が、新たな不満を呼び、満足度を下げてしまうという結果を生むかも知れないのです。

 

うまく社員満足度UPに取り組めない会社の共通点

社員満足度を上げることが出来ない、うまく取り組めない会社に共通点はあるのでしょうか?

※そもそも、満足度を上げる気が無い会社は別問題ですので除外します。

 

「仕方ない」という言葉を多用する。

改善をするには労力が必要です。

その労力を使うことから逃げる為に、

・とりあえず時間が無いから仕方がない。

・満足度を上げなければいけないのはわかっているが、人手が無いから仕方がない。

という「仕方がない」という言葉をよく使います。

それは、働いている社員も含めてです。

 

会社全体で、「仕方がない」という魔法の呪文をつぶやいているのです。

そして、その魔法に掛ったように、何も動けず、事態が悪化してから気づくことになるのです。

 

ルールが多い

人の多様化を認める世の中において、会社が一定の秩序を保つにはルールが必要です。

 

しかし、細かな事例にまで対処をしようと、従業員の細かな行動までをルール化し、そのルールという中でしか動けなくしてしまいます。

その為、あらゆる考え方に制限が出来てしまい、柔軟な思想を社員自体が持てなくなってしまうのです。

さらに、柔軟な思想を持つ社員に対しては異端児扱いとなり、下手をするとルールから外れていると非難をする危険も出てきます。

 

ルールが優先され、モラルが低下・欠如された環境が出来上がってしまうのです。

 

四角四面のお堅い、息苦しい会社の出来上がりです。

そうなってしまうと保守的な考えが全面に出てしまうのと、ルールに縛られるようになるので、少しの改善も進まなくなってしまうのです。

遊び心を利用して従業員満足度を上げる

それでは、従業員満足度を上げる為の効果的な方法はないのか?

おそらく会社の状態にもよるのでしょうが、一つのキーワードがあります。

それは「遊び心」です。

 

遊びは人を成長させる

野生の肉食動物はじゃれ合う、遊ぶことによって狩りを覚えます。

自分たちにとって、生死に直結する大事な仕事です。

そして、私たち人間も、幼い頃から遊びを通じて成長してきています。

それは、遊びという行為には、成長させる為の教育的な要素が詰まっている、ということに他なりません。

チームビルディング、マナー、集中力など、大人数、一人を問わずに得られるものが多いのです。

そして何よりも座学ではなく、体感であるということが非常に大きく、体にしみこませることができるのです。

ゲームを使った研修はこちらと参考にしてください。

ゲームで楽しく社員研修!効果を引き出す方法とおすすめゲーム4選!その社員研修、効果が有りますか? 研修は楽しくすることで効果が上がります。 本記事では研修を楽しくし、効果を最大限に出せる方法としてゲームを紹介しています。 ...

遊び心が秘訣

しかし、大人になった社会人には遊ぶことだけでは楽しいだけになり、従業員満足度を上げるという観念ではふさわしくありません。

遊びの中にある教育的要素にクローズアップしながら、研修や取り組みなどのシステム運用に取り入れる、いわゆる、遊び心を取り入れる施策が効果的です。

この記事では楽しむことでスキルアップできる方法を書いています。

ビジネススキルをアップさせる3つの意外な方法!ゲーム好き講師が教えます!ビジネススキルをアップさせる方法を3つ、ご紹介しています。 いづれの方法も会社では教わらない、楽しくスキルアップができる方法です。...

 

以前、某お昼のTV番組の企業訪問のコーナーで、あるお笑い芸人が

成功している会社はすべからく遊び心を持っている

と言っていました。

 

世の中には成功している会社が存在します。

そして、その会社は遊びの中にある要素を取り出して、うまく活用しているというのです。

 

会社が遊び心を持っているということは、

・余裕がある
・仕事を楽しもうとしている

ということにつながります。

 

ということは、社員もそんな環境下で仕事をしているので、

・人の心にも余裕ができ、ギクシャクしない人間関係ができる
・楽しんで仕事をすることで効率も上がり利益も上がるし早く帰れる

など、仕事とプライベートや、心が良い感じで配分され、それぞれに充実を感じるのです。

 

遊び心は人の心に余裕を与え、苦痛な作業もやりがいに変える力を持っています。

従業員に仕事を楽しいと思わせるには、遊び心をいれることが秘訣なのです。

 

遊び心で会社を変える

仕事を楽しいと感じられれば、従業員自らが生み出す、やりがいや充実感につながります。

それは、形だけではなく、真の従業員満足に結びつくのではないでしょうか。

 

仕事が楽しいと言う従業員ばかりの会社

どうでしょう、従業員満足度が低いわけが有りませんよね?

前述にもありますが、実際に成功している会社は存在するのです。

 

業務の内容は変われど、従業員に対する会社の姿勢の取り方は同じにすることができるはずです。

遊び心ばかりではダメですが、一つくらいは遊び心を入れたほうが結果として良い施策を実行できますし、継続もできます。

 

特に今は働き方改革などで、会社で働く必要性が薄れてきています。

良い人材は、働くことに対してココロを求める傾向にあります。

そんな人材に活躍してもらうためにも、社内の仕組みで楽しく仕事ができるようにしなければならないのではないでしょうか?

 

真面目に固く。

それも良いですが、それだけだと息が詰まるし、できない人に対しての不満とかも出てきますよね。

一つだけで良いです。

遊び心を入れることで従業員満足度が上がるはずです。

試してみる価値は高いのではないでしょうか。