桜の花も散り、新入社員が入ってきたこの時期、教育体制が整っていない会社は大変ですよね。
プレイヤーが教えると、その穴埋めが必要になってくるので非常に忙しくなります。
新しい期を迎え、スタートダッシュもしなければいけないこの時期、ひそかに心のケアが必要な世代がいるのです。
それは、2年目の社員(去年の新入社員)です。
2年目が抱えるプレッシャー
職種にもよりますが、まだまだひよっこの域の人が多いと思います。
そんな2年目はこんなプレッシャーを感じているのです。
・先輩からや新人からの言葉・態度
・2年目の実績目標の厳しさ
・同期の成長の差
新入社員も入社し、先輩としての言動を求められます。
さらに、新入社員とは違い、守られた環境では無くなり、前線部隊としての実績をも求められます。
会社内での環境が大きく変わってしまうのです。
また、同年代との差もはっきりとわかるようになっているので、変な競争心や劣等感が出てしまい、プレッシャーを生み出してしまうのです。
だから2年目になった社員の心のフォローアップが重要になってくるのです。
2年目に目が届かない理由
2年目は辞めていく人が多いと言います。
それは、実際に現場に出て感じたギャップの大きさや、やりがいを感じ方の違いなどがよく言われます。
そして、多くの会社はこのことについて、認識しているのではないかと思います。
しかし、認識はしていても2年目のフォローアップまでできている会社は少ないんじゃないでしょうか?
それはなぜか?
教育プログラムとして、1年目の新入社員に目が向いているからです。
教育プログラムのしっかりとしている会社では、2年目の教育体制もしっかりできていると思いますが、そこまでできている会社は少ないでしょう。
それほどに新人教育というものにお金が掛かるからなんです。
・教育担当者ができるであろう実績
・教材や研修費用、教育場所
・教育を受ける人
3、4人程度の新入社員で、少なく見積もっても月間150万以上はお金が掛かります。
さらに外部研修の種類によってはさらに跳ね上がります。
ですので、会社の規模によってはそこまでお金を捻出できません。
1年間教えるのもやっとという会社が多く、入社早々に現場へぶち込みってところもあるでしょう。
そういう訳で、現実的には余裕のある会社でないと2年目まで目が行き届かないんです。
では、そういう会社の2年目はどうなるのか?
現場のリーダーやチーフに丸投げになることが多いのではないかと思います。
現場ではリーダー、チーフは新人の教育者のために抜けた穴を埋める為に忙しい。
結果、2年目は放置状態。
周りの空気も忙しく、2年目は自分で悶々と悩む、そして疲れてしまう。
2年目のフォローアップの先に
2年目を取り巻く空気は1年目に比べて厳しいものになっているはずです。
そして厳しい人はこう言います。
大間違いです。
いろいろ考えるから疲れるんです。
言い換えれば考えることが出来る人材なんです。
確かにストレス耐性は低いかも知れません。
しかし、適切なフォローで経験を積めばストレス耐性もできてきます。
しかも乗り切った時には、「考える」という行為が前よりもできるようになっているはずです。
なぜなら、自分自身という教材とリスクを使って「考える」実習をしたからです。
この上ない実践教育ですよね。
座学教育よりも格段の効果が見込めます。
そして、それを実践教育をする人にも学びのチャンスが産まれます。
ピンチはチャンスです。
・疲れている2年目をどれだけ見抜くことができるのか?
(コミュニケーション、問題発見など)
・その2年目にどれだけ適切なフォローができるのか?
(傾聴、問題解決、指導など)
・2年目はそのフォローを受けて何を学ぶのか?
(可能思考、傾聴、感謝など)
・この教育の間に周りはどんなフォローをするのか?
(コミュニケーション、計画など)
先輩社員にとっては、いろいろなスキルを磨くチャンスになりますよね。
特に、リーダーなどの管理職を目指す人には必要不可欠なスキルです。
それを身に付けることが出来るんです。
こんなチャンス、今の時期しかないですよ!
先輩社員にお願いです。
ちょっとでいいです。
2年目を気にかけてやってください。
自分自身の成長にもつながりますよ?
(。´・ω・)ん?
あなたは・・・
2年目の方?・・・
あ~そうですか・・・
・・・
甘えてんじゃないよ!(# ゚Д゚) ゴルァ!!!